解説と云う名の1人語り

石を積む場所で
http://texpo.jp/texpo/disp/33593

以下反転で解説が出ます。

今回のSSは賽の河原を中心に据えて話を作っています。
親を残したままで死んでしまった子が行く場所、賽の河原。そこで延々と石を積み上げて、そして積みあがった頃に鬼に崩されて、そしてまた積み上げてを繰り返す。

ここにも、永遠があります。地獄のような永遠ですが、この家族、と云うか、父親と息子の哲にとっては、ずっと共にいられる場所だから、幸せなんじゃないかな、と思うわけです。子を捨てた母も賽の河原にいますからね。歪な幸せの中の1つとして書かしていただきました。
それでは、また。