報告をしつつ

こんばんは。
影井です。

最近こちらでの更新が少なくなってしまってすみません。
どうにもtwitterの方が楽なんでそちらに書いてるうちに更新を怠ってました。すみません。

さて、まずは前回の日記以降アップしたものを並べます。

ナカ
http://texpo.jp/texpo/disp/33399
解説:思春期過ぎた男女の交際で必ず、と言っていいほど出てくる悩み「生でしちゃいました、出来たらどうしよう」ってやつをSSにしてみました。
オチ有りで書いてみましたがどうでしょうか?女が悪い、と言えば簡単ですが、男も感情に流れてはいかんですよ。

裏切草
http://texpo.jp/texpo/disp/33433
解説:川端康成の「死体紹介人」を読んでて「献体料」ってのが出てきたのでそれを膨らませてお話を作ってみました。現在は多分献体料は出ない筈なんですが、もし、今この時代に献体料が出ていたらどうなるか。それを想像したらこうなるんじゃねえか、ってのをまとめました。
「死人に口無し」
この言葉を嫌な風に解釈すれば、
「人は死ねば文句言わない。何してもOK」な訳でして。
勿論、それをやろうとする人なんていない。
死んだ人に失礼だから、っていう感情とか、死んだ人が何かしてくるかもしれないから、っていう少しオカルト、畏怖の感情からそんなことはしない。
だけど、今の時代、全ては合理化万歳、個人万歳、みたいな所があるから、もしかしたら献体料だけ掠め取る奴増えるんじゃねえかな、と思うわけでして。
それで、このお話の中の人は『復讐』の花言葉の意味を持つ弟切草を供える。それも、絶対に枯れない『造花』と云う形で。
祈りが届くかどうかはわかりませんが、この祈りが届けばいいと思ってる僕がいます。

スコップ−続・庭−
http://texpo.jp/texpo/disp/33529
テキスポの第7回800字小説バトルに参加した際の作品「庭」の続編、と云うか裏側のお話。
前回の「庭」の終わり方がどっちつかず、という意見があったので、読み直して「確かに」と思ったので続編を作成。
やっぱり「庭」に出てきた彼は人を殺していましたよ、と。で、その罪を隠そうとした彼は、狂気へと進んでいき、それは彼に関わるもの親をも引きずり込んで、賽の河原のような現実に永遠に行き着いた。
人を殺した罪は、死で購われるわけではなく、何かの罰で購われなければならない。それが普通だと裁判ですけど、永遠に終わらない中でずっとずっと同じことを繰り返す罰で狂いながら永遠に底の無い闇に墜ちて行くのが彼らへの罰かな、と思ってあんな風な結末になりました。


自分の中で「永遠に生き続ける=罰」みたいなものがあるんですけど、多分それは手塚治の火の鳥八百比丘尼の話が根底にあるからなんだろうな、と思います。八百比丘尼を殺した主人公が永遠を生き続ける話ですが、小学生時代にあれ読んでなんか言い様の無い不気味さを覚えたんですよ。それがあるから、こういう表現を使いたがるかな、と自己分析。


ちなみに、今回のSS集の「造花の種子」って名前ですが、なんでこんな名前にしたのか、って言いますと、造花ってのはご存知の通り、人が作り出した無機物ですよね。で、造花は交配をしないので、子孫は生まれない。もし、造花の種子を作っても、それは永遠に生まれることも、死ぬことも出来ないわけですよ。なんか、不気味な感じしません?孕んだものが、無機物。前へ進むことも後ろへ戻ることも出来ない。袋小路の中で、永遠に彷徨い続ける恐怖。そんなイメージを表現してみたくて、タイトルにしましたんですけど、どうでしょうか……?

ライブ日記 6/12 Pay money To my Pain 「STAY REAL」ツアー
http://texpo.jp/texpo/disp/33518
解説:6/12にPTPのライブがあったんで、レポ!と云うことで書いてみましたが、これがなかなか、上手くいきませんね。私、増田勇一さんのライブレポが好きでよく読んでるのですが(twitterもフォローしてます)、ああいう風に、ライブに行ってないのに行ったかのような感覚に陥るレポートってのを書いてみたいんですよ。いや、すぐには無理でしょうけど、やってみたいんですよ。だってね、自分がカッコイイ!って思ったものは人に薦めたいじゃないですか。だからね、もっと表現力をつけて、色んなものを薦めて行きたいんですよ。

さて、珍しく長くなりましたが、これからもSSはアップしていく予定なので、是非見て行って下さい。
それでは〜!